「お金の見える化」実践編

以前 「お金が貯まらないのはなぜ?」について、
その原因と対策についてお話しましたが、
今回は、私の実体験も交えてのお話です。

私の嫁ぎ先の稼業はクリーニング店。
昭和29年に祖父が創業し、主人で3代目。
私が嫁いだ時には、法人化しておりましたが、従業員は20名近くいたものの、
家族経営的な個人商店の気質が抜けきれず、使い道も公私混同された状態。
昔は、お店のレジからちょっと拝借して近所の商店にお買い物に行く!
なんて当たり前のことのようでした。

ですから、お店のレジの中にはお客様からの売上金が入ってはいますが、
いつの分の売上金なのかわからない、
またその中から取引業者への支払いを済ませていましたので、支払の証拠でもある領収書が残っていれば、支払の形跡はあるのですが、その領収書もあったり、なかったり・・
レジの中身がいくらあるのかすら把握されておりませんでした。

日々の売上の記録は営業終了時のレジ集計データで残りますが、
それに伴う現金は、チェックされないまま・・・
つまり、数字上の売上金額と実際のレジの中の現金残高を合わせていませんでした。

収支に余裕ができ現金がレジにたくさんある時に、普通預金口座に入金されてましたが、
それもたま~になので、口座はいつも残高が寂しい状態でした(笑)
まさに「お金の動き」が全く見えてない状況。

私が経理を担当するようになってからは、まず「現金の流れ」の見直しから始めました。
そこで決めたルールは、大まかに言いますと、
・レジの中は釣銭用の5万円一定額を維持
・レジの中の現金で支払うのはお店に関係する支払い分のみ(家計の支払はNG)
・営業終了時に集計したその日の売上金額の現金を抜き取って、普通預金口座に入金
・売上日報に毎日記録する
といった感じのルールを決め、営業終了時のレジの中は「釣銭5万円+その日の売上」となり、
翌日の開店時には「釣銭5万円のみ」ということにしました。

このルールを本店工場だけでなく、当時5店舗あった営業所のパートさんたちにも実践して頂きました。
売上日報に現金収支の記録を記入していくことで「お金の動きが見える化」されていったのです。

これらのことを日々続けていったおかげで、資金に余裕ができ、当時5口程あった銀行からの借入金も、10年後には無借金経営ができるようになりました。
(クリーニング業界は、1年の売上が季節によって変動するので、閑散期の運転資金を借り入れては繁忙期に返済していくことを繰り返していましたので・・・)

お金って、いくら出て行くのか、行き先もちゃ~んと見届けておかないと、いつのまにか気づかないうちに目減りしているものなのです(笑)
お金って、せっかく入ってきたお金を無駄に出て行かないように別のところに寝かせておくと、いつのまにか貯まっていってくれるものなのです!

 

お金が残らないのはなぜ?~原因編~
お金が残らないのはなぜ?~対策編~

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